こんばんは、管理人のtoshifumiです。
今回は福祉関係の資格以外について、どの業界でも重宝される資格「日商簿記検定」について
書いていこうと思います。


簿記とは


日商簿記検定は、日本商工会議所が主催する検定試験です。簿記の起源は古く、古代ローマ時代には
すでにその存在が確認されています。
簿記とは一口に言うと、企業の経済活動を日々記帳し、一定期間の資産・負債・純資産(資本)と
売上・費用・利益による、経営状況や財政状態を明らかにする技術です。

「私は経理課に所属していないから必要ない」と考える方もいるでしょう。しかし、家計簿も簿記の
種類の一つと仮定すると、簿記に関わらない人はほとんどいないかも知れません。

簿記を理解する事によって、企業が決算時に公表する書類「財務諸表(貸借対照表・損益計算書・
利益処分計算書・キャッシュフロー計算書・営業報告書・付属明細書)」を理解しやすくなり、その
企業が当該会計期間、どの様な活動をしてどの様な状態なのか、今後はどうなるのか、を判断する事が
できる様になります。

試験概要


日商簿記検定に受験資格は特になく、基本的には1級から初級(2016年までは4級)のどれを受験
しても大丈夫な様です。しかし、日商簿記検定は合格率があまり高くなく、初級資格でも直近の
合格率を平均しても約46%であり、1級に至っては直近6回の平均合格率が9.55%と、高難易度を
誇ります。

試験は2級〜初級までは年3回実施されており、全国各地の商工会議所や場合によっては大手の書店
でも受験申込書は手に入れる事が出来ます。
しかし1級のみは年2回実施となっている為、注意が必要です。

合格基準は2級〜初級までは正答率70%以上となりますが、1級は70%以上の正答率かつ、商業簿記・
会計学・工業簿記・原価計算の4科目でそれぞれ40%以上の正答率がないと合格出来ません。
(ちなみに私は、原価計算1問分の得点で合格を逃しました・・・)

試験時間は2級〜初級は120分となり、電卓の持ち込みが可能となっています。また、計算用紙が1枚
試験時に配布されます。
一方、1級は商業簿記・会計学で90分、工業簿記・原価計算で90分の合計180分で、前半・後半で1枚
ずつ計算用紙が配布されます。

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