こんばんは、管理人のtoshifumiです。ここ最近、日中の温度差が大きく
なってきましたね。

今回は代表的な認知症ケアである、パーソン・センタード・ケア、バリデーション、タクティールケア
等の内からバリデーションについて紹介したいと思います。

バリデーションの歴史


バリデーションとは、1963年にアメリカのソーシャルワーカーである、ナオミ・ファイル氏が生み
出した、認知症高齢者とコミュニケーションをとる為の方法です。高齢者の方が尊厳を回復し、
引きこもりに陥らないように援助をする方法として構築されました。ケアを提供する私達が認知症の
方々の世界を理解し、共感をする事で信頼関係を深めていく事を重視しています。

バリデーションのテクニック


バリデーションは、14の基本テクニックを提唱しています。14のテクニックとは、
  • センタリング
  介護者が、自分自身の中にある怒りやイライラを追い出す事で認知症の人の気持ちを心から
  感じられる準備をします。
  • オープンクエスチョン
  「はい・いいえ」で答えられる質問ではなく、「いつ」「どのように」「どこで」「なぜ」
  「誰」「何」(5W1H)といった自由に回答できる質問を投げかける事で、相手の考えを具体的に
  知りやすくなります。
  • リフレージング
  認知症の人は、相手が自分の言う事を繰り返して、それが確認されると安心します。
  • 極端な表現を使う
  極端なケースをイメージすることによって、自分の気持ちを表現しやすくします。
  • 反対な事を想像する
  反対のことを想像することは、若い頃に困難から立ち直るためによく使った方法を思い出の
  中から導き出します。


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