toshiの福ペディア

現役ケアマネジャーの管理人が、介護業界の情報や副業、趣味などについてつぶやいていくブログです!

Category: 副業

こんばんは、管理人のtoshifumiです。
介護業界は何かとネガティブな情報が多い状況ですが、業界の動向はどうなっているのか、
個人的に興味が出てきたので、今回は介護業界の動向などについて書いていこうと思います。

業界規模と平均年収


まず、介護業界の業界規模ですが、業界動向サーチによると、8309億円と123ある業界の中で
94位とかなり規模は小さいようです。しかし、伸び率は+5.8%あり、58位につけています。
収益性は3.1%で72位となり、平均年収474万円で何と全業界中112位という結果でした。

ちなみに業界規模第1位は卸売り業界で、約88兆円(!!)でした。
業界としての見所は唯一伸び率であり、介護業界は稀にみる成長市場であることは確かな
ようです。ただし、平均年収の面では何というべきか・・・

倒産件数と原因


又、2018年度上半期において介護事業所の倒産は45件と、前年度比12.5%も増加しており、
過去最多のペースで倒産しているとのことでした。
倒産の原因は競争激化による淘汰の加速や人手不足が大きな要素を占めています。

ただ、高齢化が進行している状態であり、市場規模自体は拡大傾向にあり、民間企業の参入や
M&Aは活発になっています。

人材不足は深刻な問題であり、賃金の改善や業務の徹底的な効率化、介護保険制度外での
収入源の確保など、様々な改善案を模索する動きも出てきているようです。

しかし、2025年問題まで10年を切っている中で、あまりにも沢山の問題を抱えている状態である
ことは確かであり、なるべく早期に問題の解決を図っていく必要があります。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

こんばんは、管理人のtoshifumiです。
前回は介護業界での離職率やその原因(と思われるもの)について書いてきました。

今回は、そもそも介護業界ではどんな人材が求められているのかを考えてみたいと思います。

事業所とスタッフ「求める人材像」


介護事業所としては、離職率の高さを問題視している為か、なるべく無難な人材を求める傾向が
ある様です。

スタッフ側としては「即戦力になる人」を求める事が多い様です。

しかし、私個人の経験から考えると、スタッフ側の「即戦力になる人」は
  • 「指導しなくても仕事ができる人」
  • 「なるべく仕事に対する質問をしない人」
  • 「先輩スタッフの言う事を聞く人」
  • 「自分で考えて動ける人」
という様な条件を全て揃えている人を求めている事が多いです。
他に、「前職での経験を持ち込まず、言われた通りに仕事をしろ」と言われていた新人スタッフを
見た事があります。

求める人材のハードルが高い理由


この様な条件を全て備えた人材は本当に存在するのでしょうか?
私は残念ながら出会った事がありません。

なぜ人材不足なのに、この様な高いハードルを潜在的に持っているのでしょうか?
人材不足によって、現場が上手く機能しておらず、意思疎通も上手くいっていないために、
  • 「人手不足だから、新人スタッフを教える余裕がない」
  • 「忙しいからわからない事は聞きにきてくれないと困る」
  • 「とにかく言われた事だけ仕事して欲しい」
  • 「前職の経験を元に仕事をされても困る。ウチにはうちのやり方がある」
という思いが強くなってしまうのではないか?と私は思います。

スタッフを育てられるのか?


事業所にスタッフが充足していれば、新人スタッフの育成をする余裕も生まれるでしょうが、
人材が不足している場合、新人を育成する余裕はなくなってしまうのでしょう。

実際、新人スタッフの育成には早くても3ヶ月、長くて6ヶ月もの時間と費用が必要になります。
もちろん、これには前職での経験や資格の有無等によって個人差は出てきますが、事業所も概ね
3ヶ月程度は試用期間として設定している場合が多い事がそれを物語っています。

続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ