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こんばんは、管理人のtoshifumiです。
今回は事務系資格のケアクラークについて書いていこうと思います。

ケアクラークとは、一般財団法人日本医療教育財団が実施している介護事務に関する能力や知識など
を問う資格となります。

受験要件と合格基準 


受験に必要な要件はなくどなたでも受験することが可能です。試験は偶数月にあり、1年で6回も受験の
チャンスがあります。

試験内容は、介護事務の知識を問う筆記試験が25問で試験時間は50分、実技試験が介護報酬請求事務と
介護給付費明細書作成の2問、試験時間60分となります。

合格基準は筆記・実務共に70%以上の正答率で合格となります。

介護事務管理士との違い


以前紹介した介護事務管理士と主題範囲がかぶる部分もありますが、ケアクラークでは医学一般知識や
コミュニケーションの様な部分も出題範囲に入るため、より幅広い範囲の知識を求められます。

ケアクラークは介護業務全般をこなせる一方、介護事務管理士は介護事務のエキスパートと例え
られます。

介護事務系資格の中ではケアクラーク・介護事務管理士共に有名な資格ですので、どちらの資格を取得
しても問題はありません。

資格取得によるメリット


この資格を取得することで介護事業所や介護施設の事務部門への就職や転職は有利に働くでしょう。
しかし、介護事務系の仕事は元々給料が低い場合が多く、この資格により給料や手当に有利に働く
ことはほとんどありません。

ただ、事務系のスキルを身につけることのできる資格は、あまり多くはないので介護事務管理士同様
貴重な存在です。もし、介護職から事務系への異動や転職の予定があるのであれば、取得しておく事
をお勧めします。
 

終わりに


今回はケアクラークについて書いてみました。

介護業界は薄給な事で有名ですが、実は業界の中でも事務職は役職がつかない限りとても給料が
少ないのです。(しかも事務職は役職がつく事が介護職よりも少ないと言う・・・)
こういった資格もあるのですから、もう少し待遇を改善しても良いのでは?と感じるのですが、
どうでしょうか?

参考:一般財団法人日本医療教育財団