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こんばんは、管理人のtoshifumiです。
最近は認知症の方の社会参加などのニュースを聞く機会が増えてきました。社外研修や大きな講演会
などに参加すると、高い確率で要介護者本人のサービス担当者会議への参加などの事例を聞きます。

そこで今回は認知症の方とケアチームの関わりなどについて書いていこうと思います。

認知症の告知


はじめに、認知症の告知について
「告知することで本人がこれからの生き方について考える機会を持つことができ、本人も家族も先々の準備ができる。本人の協力が得られ希望に沿った治療やケアを行うことができる、といったメリットがある」
と一般論では言われている様です。さらに、
「告知後のサポートが重要。本人や家族、医師・医療・介護職のチームとして、現状の問題を共有した上で、進行予防や生活支援など、対策を考えるのがよい」
 との意見もある様です。

認知症の本人さんへの告知を全面的に支持している様ですが、私個人の意見としては本人告知の
メリットには疑いの目を向けてしまいます。確かに告知されて本人さんの精神状態が安定した例も
たくさんありますが、その反面、さらに精神状態が不安定になった、場合によっては自殺を図ろうと
した、という事例も聞きます。
告知にはそう言ったリスクが含まれます。

こう言ったことから、私は本人告知に懐疑的ですし、医師が本人さんや家族さんの意思を汲んで
行うことでですから、私たちが口を出す問題ではないと考えています。

ケアチームの関わり方


では実際に介護が始まった時、ケアチームはどの様に関わりを持てば良いでしょうか?
ケアチームの要はケアマネジャーですが、実際に本人さんや家族さんと一番接点を持つのは
デイサービスなどの様な介護サービス事業所です。
サービス提供中はどの様に利用者さんに接しているでしょうか?無意識に利用者さんのプライドを
刺激してはいないか、プライバシーに配慮しているかを定期的に振り返らなければなりません。

ケアマネジャーの方はどうでしょう?研修の際、よく聞く話で「勝手にサービス事業者を決められて
いた。」「ケアマネの態度が悪すぎる」「本人さんと話をせず、家族さんとしか話をしない」という
状況になっていないでしょうか?

ケアマネジャーを始め、各サービス事業者さんは認知症の方の人権・尊厳をしっかりと守ることを
第一として接していかなければならないと思います。


また、サービス担当者会議や認定調査など、普段と違う雰囲気で認知症の方と接する際、無意識に
負担をかけていないか、配慮をしなければいけない場面もあるかもしれません。
本人さんが自身の病気について受け入れられない場合や、病気の告知を受けていない場合であれば、
会議の前に負担のない範囲で個別にヒアリングを実施することも必要になるかもしれません。

終わりに


今回は認知症の方とケアチームとの関わりについて書いてみました。

ケアマネジャーなどの様な専門職でも、無意識のうちに認知症の方に対して「話を理解できない」
などと理由をつけて区別をしてしまうことがあります。
逆に、最近の認知症ケアの流行に乗って「本人の気持ちに寄り添うことが基本です」と様々な認知症
ケアの書籍などに乗っていますが、その発想自体が認知症の方を変な意味で特別扱いし、歪な状況を
作り出しているとも考えることもできます。

社会人としての接遇マナーに注意し、あとは自然体で接していくことの方が大切な気がします。

参考:認知症フォーラムドットコム