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こんばんは、管理人のtoshifumiです。
今回は、福祉用具専門相談員について書いていこうと思います。

福祉用具専門相談員とは、介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所に2名以上の
配置が義務付けられている専門職です。
この資格を取得するには、50時間の講習を受講し、修了評価試験(筆記)を受ける必要があります。
この講習を主催するのは都道府県から指定を受けた研修機関です。委託された研修期間では
概ね6〜8日間の日程で講習を実施することが多いようです。

受講要件と受講料


この資格の受講要件は特に設定されておらず、誰でも受講することができます。ただ、研修費用は
4〜6万円程度と、決して安くはありません。(更新制の資格ではないため、この後追加で費用が
かかることはありません。)

ちなみに、福祉用具専門相談員ですが、業務独占資格ではないため介護福祉士や社会福祉士、保健師
看護師に准看護師、理学療法士、作業療法士、義肢装具士のような国家資格保持者も福祉用具専門
相談員の業務を実施することができます。

受講によるメリット


この資格を取得するメリットは、福祉用具貸与・販売事業所に配置義務があるため、需要が必ず
ある点です。
ただし、この資格単体では必ずしも就職や転職に有利に働くわけではないため、この資格に関連
するような資格を併せて取得した方が良いようです。
(例えば、福祉住環境コーディネーターや福祉用具プランナーなど)

 

終わりに


今回は福祉用具専門相談員について書いてみました。

この資格の強みは何と言っても、受講要件を機にすることなく福祉用具の専門知識を学ぶことが
出来ることです。
この資格単体では就職には有利に働きませんし、給料や手当の増額は見込めませんが、他の資格
との親和性が高いため、他の資格を持つことによって初めて価値が出てきます。

例えるならば、かすがいのように色々なものを繋ぎ止めてくれるような資格だな、と感じました。