こんばんは、管理人のtoshifumiです。
今回は介護支援専門員について書いていきたいと思います。

介護支援専門員とは


介護支援専門員は「ケアマネ」「ケアマネジャー」とも言われる資格です。この資格は国家資格では
なく、各都道府県が資格の管理を実施しています。

又、試験は正確には「介護支援専門員 実務研修受講試験」と言います。試験に合格しても、
実務研修を受講・修了しないと介護支援専門員として仕事をする事が出来ません。

介護支援専門員は5年毎に資格の更新を行わなければならずその度に更新研修を受ける必要があります。

受験資格


「介護支援専門員 実務研修受講試験」の受験資格ですが、平成27年度から大きく変更されました。
その内容が

  ①国家資格を取得後、登録してからの業務が5年かつ
   900日以上ある者(対象となる国家資格は、介護福
   祉士・社会福祉士・看護師など、要援護者に対する
   直接的な業務を行っていることが条件)

  ②特定の施設等において法により必置とされている
   相談援助業務に従事した期間が5年かつ900日以上
   ある者(「生活相談員」「支援相談員」「相談支
   援専門員」「主任相談支援員」のみに限定される)

となります。平成29年度の試験までは移行期間により、以前の受験資格が適用されていましたが、
今年度より完全に移行した為、門戸は狭くなりました。

受験料と研修受講料や登録費用などを合計すると、7万円近く必要になってくる為、かなり痛い出費と
なります。

介護支援専門員の意義


しかし、介護支援専門員は、利用者様に対して最適な介護計画(ケアプラン)を作成し、介護保険の
利用者様と介護サービスを繋げる、とても大切な仕事です。

今までとは全く別の分野の仕事となる為、新しい視点で福祉の業界を見る事ができると思います。
 
時間・費用共に、今まで紹介してきた資格とは一線を画しますし、5年毎の資格更新という煩わしさも
ありますが、それだけにやり甲斐のある仕事だと思います。

私は施設ケアマネというあり方に限界を感じてはいますが、他にも居宅ケアマネとして仕事をする事も
できますし、キャリアを積めばより上位の「主任ケアマネ」や「認定ケアマネ」へのステップアップ
も望めます。

ケアマネの仕事には夜勤が基本的になく(事業所・施設によっては宿直業務がある事も・・・)
ケアマネ本人の裁量で仕事を進める事も可能です。その為、ケアマネジメントだけではなく、セルフ
マネジメント力も必要となってきます。

終わりに


介護支援専門員について、良い点・悪い点について書いてきました。ケアマネとして仕事をしていく
うちに、一人の力では如何しようも無い困難な事態に遭遇する事も、もちろんあります。
しかし、この仕事の一番の魅力は、会社の内部・外部を問わず、様々な人達と関わりを持つ事が
できる事だと思います。

今後も高齢者の人口は増加していきます。介護福祉士もそうですが、介護支援専門員もますます
ニーズが高まってくる資格だと思います。